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三嶋 雄太
Yuta Mishima

CancerX 理事・共同発起人

筑波大学 医学医療系 助教 / 附属病院 再生医療推進室 副室長
医薬学博士
薬剤師
University of Tsukuba Faculty of Medicine, Transborder Medical Research Center Department of Clinical Medicine Assistant Professor
University of Tsukuba Hospital Office for the Promotion of Regenerative Medicine Deputy Director
Ph.D.
Pharmacist


医薬学博士。専門はエピジェネティクス、再生医療、血液学、腫瘍免疫学、レギュラトリーサイエンス。
薬学部を卒業後、大学院在学中にiPS細胞を世界で初めて事業化したバイオベンチャー企業のアメリカ支店設立プロジェクトに参画。その後ボストンへ渡米、ハーバード大学医学部・ベスイスラエルメディカルセンター研究員を経て、iPS細胞研究所と武田薬品工業の共同プログラム(T-CiRA)にて研究開発に従事。現在は筑波大学にてiPS細胞技術と遺伝子改変免疫細胞を組み合わせた次世代型がん治療製品の実用化を目指した研究を行っている。大学附属病院においてはCAR-T細胞療法の調製・製造や細胞調製施設(CPF)管理に関する業務に従事している。
その他、海外日本人研究者コミュニティの連名組織 社団法人 United Japanese researchers Around the World(UJA)にて理事・広報部長を担当。ボストンで20年以上続く最大の日本人研究者コミュニティ、ボストン日本人研究者交流(BJRF)日本支部発起人など、ボストンや海外研究者のコミュニティの支援活動も行う。

所属チーム
クリエイティブ戦略企画監修財務
Cancerストーリー

幼少期に母方の祖父母をどちらもがんで亡くした経験から、将来の進路はがんに対してアクションがとれる職業につくことが目標に。その後、がんに対する薬の開発に携わるため薬学部を卒業、がんの研究と同時に、どのようにして新しい薬が市場に出るのか、薬事規制や特許、ビジネスを学ぶため大学院に進学。大学院修士課程進学の年に山中伸弥教授がヒトのiPS細胞の作製に成功し、ヒトでの応用例が特に語られるようになる中、iPS細胞技術をがん治療に活かせる研究に強く興味を持つ。研究者としてのトレーニングを積むため渡米、留学先ではシンガポール大学がん研究所所長を兼任するハーバード大学医学部 Daniel G Tenen教授に師事、血液の癌である白血病の新規発生メカニズムの研究に従事した。

帰国後、京都大学 iPS細胞研究所に移り、現在は予てから目標であったiPS細胞技術と遺伝子編集技術を使ってがんを治療する次世代型がん免疫療法の開発や、工学的なアプローチを使ったがんチップ(Tumor-on-a-Chip)の研究を行っている。がんの新規医療品開発を進める上で、医薬品の研究・開発・治療のプロセス、その製品における誤った情報や、誤解により多くの人が不利益を被っている状況に課題を感じていた。そんな中、叔父にステージ4のがんが見つかる。自分にできることをしようと、セカンドオピニオンに立ち会った。その後、叔父は相談の上納得して選択した治療によって運良く寛解することができたが、この時の経験から、治療選択時における非医療者との情報格差の存在や、サポートの必要性、SDMの重要性を痛感した。研究だけではなく、自分の知識と立場を活かしてがんを取り巻くこれらの課題にアプローチしたいと思い CancerXに参加。

Linkedin: https://www.linkedin.com/in/yutamishima/
UJA: https://uja-info.org
BJRF: https://www.boston-researchers.jp/

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