CancerX JAM は「人と人が繋がる場、互いを知る共有から
共につくる共創へ」をコンセプトに、多様な立場を超えて、
がんに関わるさまざまな課題(声)を「あつめる」場づくり、
その声をもとに新しいアイディアが「うまれる」場づくりを目指しています。
Work
CancerX JAM - 働く -
がんと診断され、精神的ショックや長期間のお休み、副作用・後遺症などにより、「職場に迷惑をかける」「働けなくなる」と、仕事を辞める方が多くいます。また、復職したとしても、職場の理解が得られずに働きにくい環境に直面されている方もいます。『働く』ということがあらためて問われる今、がん治療と仕事の両立を促進するため、立場を超えて様々な方が関わり議論することで、より良い環境を作っていきたいと考えています。
Life
CancerX JAM - いのち -
「いのち~生きるとは?」のテーマをもとに、がんを抱えて生きていく道について議論します。がん治療の生存率が劇的に改善していく中で、それでもやはり未だ「死」と隣り合わせな方々は多く、診断されて陥りがちな孤独、限られた時間の中で何をしていくのか、そして様々な喪失に対して本人・家族がどう向き合うのかなど、普段は避けがちな「死」をテーマにし、「何が正解か」を話し合うのではなく、まず「話し合う場」を作ることで、社会を変えていきたいと考えています。
Genome
CancerX JAM - ゲノム -
ゲノムの分科会では「がんと遺伝」についての最新情報や、がんができやすい体質を抱えた方々がどのように事実と向き合い、検診や対策を選んでいくのか、実際の声を聞いて理解を深めていきます。またがん治療では、がん細胞のゲノムを解析することで、個々のがんに適した治療法が選べる可能性が出てきています。自身の生まれ持ったゲノム情報、がん細胞のゲノム情報を知ることが治療やライフプランに関わってくることを見据え、当事者や現場の医療者とともに語り合う場を設けていきます。
Mobility
CancerX JAM - モビリティ -
「通院に伴う公共交通での移動がつらい」「駅での乗り換えが大変で病院まで遠回りしている」「骨肉腫の手術を受けて、義足になり、移動にはとても気を遣う」「家族と出かけたいが迷惑をかけてしまいそうで遠慮してしまう」「外出先に休める場所がなくつらい」など、移動に関する課題が多くあります。私達は、患者、経験者、その家族たちへの調査をもとに移動に関して発生している課題を可視化し、手の届く範囲からこれらの問題を解決していきたいと考えています。
VR
CancerX JAM -VR -
VR(virtual reality)とは、VRゴーグルとヘッドホンにより視覚と聴覚に刺激を与えることで「仮想現実」を作り出す技術のことです。他人の視点を体験できる特徴があることから、VR体験会を通じて、がんを目の前の問題として捉えてもらい、他人の考え方や価値観を知る「きっかけ」を創ります。多種多様な意見を記述することで、私たちも一緒になって、がんについての理解を深めます。これらの経験を元に、医療専門家およびCancerXのインフルエンサー向け教材などを開発していきます。
MAP
CancerX JAM -MAP -
「防がんMAP」は“がんを予防する”ためのものではありません。
科学的根拠に基づいた良質な情報にたどり着くための道しるべ、旅先の土地勘を養うような『MAP』を作成し、“がん迷子”になる人をひとりでも減らしたいという思いから、この活動が生まれました。私たちは、「防がんMAP」によって、がん患者やその家族・大切な人のがんに関する情報アクセシビリティが高まることを期待しています。