鈴木 美慧
Misato Suzuki
学校法人聖路加国際大学聖路加病院遺伝診療センター 認定遺伝カウンセラー
St. Luke's International Hospital, Center for Medical Genetics, CGC ( Certified Genetic Counselor)
一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会 理事
Japan Association of Science Communication, Director
福島県出身。2012年筑波大学生物学類卒業後,お茶の水女子大学大学院遺伝カウンセリング領域に入学。2014年修士号取得。認定遺伝カウンセラー(CGC)として公益財団法人がん研有明病院乳腺外科を経て,2016年より聖路加国際病院遺伝診療センターにて遺伝カウンセリングに従事する。10代より市民と専門家をつなぐ活動「科学コミュニケーション」に興味を持ち,ラジオの科学コーナーの企画や,医療や生命科学をテーマにした社交場“サイエンスカフェ”の企画も手がける。
所属チーム
Cancerストーリー
「どうして病気になったの?」「これから、どうなるの?」
医療の現場で出会う“なぜ”という問いに、私はいつも心を傾けてきました。
遺伝カウンセラーとしての私の原点には、「why?」という気持ちに寄り添いたいという思いがあります。
それは、答えのある“なぜ”も、答えが見つからない“なぜ”も含めて、誰かの人生の深い問いに向き合うこと。
ゲノムや遺伝子、染色体と疾患との関係に関する知識をもとに、情報を「伝える」だけでなく、「つなぐ」こと。
一人ひとりの「なぜ」の手がかりを見つけるために、そして、それがあなたやご家族の治療やこれからの健康管理に役立つように。
これまで市民と専門家をつなぐ活動に取り組んできた中で、CancerXという新たな挑戦は、その輪をさらに広げる場になりました。
この取り組みが、多くの人の“why?”に寄り添う時間となるよう、私自身も歩みを重ねていきたいと思っています。