冨田 百合子
Yuriko Tomita

NHKエデュケーショナル チーフ・プロデューサー / キャリアコンサルタント
NHK EDUCATIONAL CORPORATION Content Production Development Children Senior Producer

埼玉県出身。2004年NHK入局。秋田局を経て『天才てれびくん』シリーズ、『パプリカ』『あおきいろ』『u&i』『ふつうってなんだろう』などを制作。現在はNHKエデュケーショナルで『ノージーのひらめき工房』など、主に子ども向けコンテンツ制作を担当。
35歳で左乳がん、38歳で右乳がん罹患。抗がん剤治療、手術などなど七転八倒しながらも沢山の方々に助けられ、治療と仕事を両立。現在は経過観察中で、元気に楽しく四十路を生きています。

所属チーム

Cancerストーリー

30代で2度のがん罹患を経験しました。思い返せば、罹患発覚～治療の真っ最中は動転・動揺の日々で、がん罹患によって向きあうことになった様々な問題は、自分ひとりでジタバタしても解決できないことばかりでした。
そんな中で、番組制作の仕事を通じ、さまざまな状況の子どもたちに出会いました。自分自身も「ＡＹＡ世代のがん経験者」の1人として、彼らの状況に心を寄せるうちに、どんな状況の人も自分と相手を認め、讃えあって生きていける社会にするには何が必要なんだろう？と考えるようになりました。
簡単な答えはないと思います。でも、社会をよりよくしていくために、仕事だけじゃなく、自分も当事者として何かできないか？と考える中でCancerXの活動に出会い、参加を決めました。「がんと言われても動揺しない社会」の実現のために、対話を重ね、自分のできることを見つけていきたいと思っています。