従来の臨床試験や治験における、均一な集団で得られた生存期間や腫瘍縮小率などの結果は、多様な患者さんの実生活での治療メリットに直結しない場合があります。このギャップを解消するため、患者さん自身の体験を示すデータ、Patient Experience Data(PED)の活用が求められています。PEDの例として、QOLや副作用の程度などを患者さん自身が報告するPatient Reported Outcome(PRO)が挙げられ、実際に取り入れられるようになってきていますが、患者さんにかかる負担や収集の難しさが課題となっています。これを補うため、Real World Data(RWD)の活用や生成AIによるデータの構造化が進められています。本セッションでは、臨床試験と実臨床のギャップ、PEDによるエビデンス構築をするための方法と課題、それらの取り組みの先にはどのようなゴールがあるのか、議論します。

DAY 4
2/1 (土)
15:30 - 16:30
【CancerX PED】
オンライン共催セッション
未来を動かすPatient Experience Data
- 上野 司津子 ( 第一三共株式会社 常務執行役員、日本事業ユニット メディカルアフェアーズ本部長 )
- 小林 典子 ( 株式会社ヘルスケアきずな 代表取締役社長 )
- 華井 明子 ( 千葉大学大学院・情報学研究院 )
- 堀江 良樹 ( 聖マリアンナ医科大学 臨床腫瘍学講座・助教 )
- モデレーター:沖﨑 歩 ( 薬剤師 / 薬学博士 )

Cancer Agenda 03
がんに関するアンメットニーズ*を可視化する
*世の中に認知されていない潜在的なニーズ(欲求・要求・需要)のこと。それを求める人数が少ないことや声を上げにくい環境が原因となり満たされていないニーズを指す。

Cancer Agenda 09
持続可能な医療のしくみを構築する

Cancer Agenda 14
患者のQOL*を重視した医療を提供する
*Quality of Life の略。ひとりひとりの生活の質のこと。
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