情報セッションは CancerXがこれまでの5年間、毎年必ず行ってきたセッションです。がんと言われたときに、どのように情報に向き合うかは、生存率はもちろん治療選択やその後のがんとの付き合い方に大きく影響します。その際に、科学的根拠(エビデンス)のある治療を選択肢に入れることはとても大事です。 一方で、科学的根拠の”ある”という表現に惑わされ、実際は科学的根拠の乏しい治療法や検査、健康食品を選択することにより、大事な治療の機会を逃してしまうことがあります。また、それらを良かれと思い家族や友人が勧めてしまうこともあります。 それでは、何が科学的根拠のある選択肢とはなんでしょうか? どのようにすれば、個々人が科学的根拠について正しく捉え、後悔のない選択をできるようになるでしょうか。今年のセッションでは、科学ジャーナリストの須田桃子さんをお迎えして、これまで情報のセッションを担当してきたメンバーと鼎談形式のセッションで共に考えます。