がん医療の進歩に伴い、治療の選択肢が増え、複雑さが増している。 また、がんと共に生きる時間が長くなったことから、治療だけでなく、生活の質を高めることへの関心が高まっている。 ネット環境を含めたITの発展で、患者や家族を取り巻く、がん治療や生活に関する情報は急速に増えている。
しかし、提供される情報の質に差があったり、発信者側のルールで情報が発信できてないという現状がある。 この、必要な情報が提供されていなかったり、情報が多いために欲しい情報にたどり着けないといった状況に対して、 行政や医療機関、患者会、企業、個人などが患者やその家族のために各々情報を発信しているが、情報の迷子になる人は後を立たない。 以上から、情報発信を日頃考えている多様なメンバーを集め、どうしたら必要な情報が分かりやすく届けられるのかを 議論したい。