ゲノム情報の解析は、疾患の原因探索だけではなく、治療選択、発症予測・予防的選択に役立てられる可能性がある。
このセッションでは、遺伝情報がより個別化した医療や検診、予防にどう結びつくのか、各種立場の意見から考えていく
ディスカッションポイント
①科学的ポイント:個別化医療の根幹をなす、遺伝学的検査の質の担保。市販のDtCてストとの違い、どこの施設でどのようにアクセスすれば検査を実施できるのか(情報・選択の均等化について。)
②心理的ポイント:個人の検査選択、遺伝性と判明後の予防的選択の意思を尊重する社会状況の情勢、成熟について(多様な価値観、選択を受け入れらる社会の在り方とは。)
→多様な考え、価値観への理解(誰もが遺伝性の疾患や体質を知りうる時代だからこそ、個々の選択や希望が否定も肯定もされない、受け入れられる社会づくりという視点)
③行政的ポイント:日本の保険システムの現状、未病の状態に対しての予防的医療行為の評価、保険収載までの道のりについて